業界では大ベテランの魔訶不思議さんの、ヒット出版からは5冊目の単行本。『コミック阿吽』掲載作を10作(含単行本宣伝作2本)を収録しています。
 その内、『むらまつり』と『児ぽるのじゃない』はレビュー済み(まあ後者はレビューって次元じゃないのですが(汗))なので、他の作品を通常形式で。

21世紀少女
 好きな少女を遠くから見つめるだけの内気少年。しかし、彼女の「兄」という男たちから(半ば無理矢理に)「誕生日会」に招待されたら…。なぜか直立不動で全裸で勃起している男たちが大勢いる部屋に通された少年。あまりの事態に戸惑っていると、少女が嬉しそうにそれらをふぇら。あっという間に9本抜きを達成した少女が、最後に少年の物も頬張る。大きさでは負けるが量では負けず回復力では男たちを凌駕する少年が、少女の求めでくぱぁされたあそこに正常位挿入→少女が咥えまくり→白濁フィニッシュ→腰の止まらない少年…と白濁祭り。実は途方もないビッチだった少女が快楽をむさぼりまくる展開ながら、最後に少女を動かしたのは大きさでも回復力でもなく愛の一言、というのがギャップも幼さも感じられて良し(まあ回復力の勝利のような気もしないでもないが、それも愛の一部(笑))。顔中体中どろどろに白濁液でデコレーションされる少女、というシチュエーションに耐性は必要だが(演出で消えたりはしない)、所狭しと繰り広げられる肉の交わりの数々でお腹いっぱい。9点
21世紀少女2
 大好きだった先生の結婚で失恋した少女。しかしその先生が病気療養することになり、決意を固めた少女は…。病室で「デートもしないうちに人生終わるようだ」と自重する先生と語り合ううちに、少女は服を脱ぎだし「あたしが先生の初めてになります」と訴える。そして残り短い生を、少女にすがるように…。ベッドの上なので騎乗位を基本に、ふぇらも後背位も正常位も(元気なうちは)カバー。やがて意識不明となって生きてるだけの状態となった先生に、少女が騎乗位で涙の訴え。そしてそれに答えるように最後の射精を少女の中に…と生と性の直結を問いかける一作。この話の白眉は、「それに先生だって捕まっちゃうだろ」と冗談めかして少女を抱くことを拒む先生に、「大丈夫よ、もうすぐ死ぬんでしょ」と冷静に、でも紛れも無い事実を少女が伝えるシーン。大人同士ではありえない、この話ならではの展開にゾクゾク。そしてこの手の話のお約束である妊娠エンドも、年齢が年齢なのでなし(笑)。それはともかく、作者のストーリーテリング能力と実用性の高さを高次元で両立させた傑作。10点。なお、シリーズとしては大きな結びつきはないように見えるが、裏で色々と1作目のビッチ少女が暗躍している(笑)。
21世紀少女3
 スカートめくり程度では全く動じず、クラスメートを「ガキばっか」と冷めた目で見下している少女。それもそのはず、少女はとっくに「大人に」なっていたのだから…。チャラ男によって徹底開発され、孤独を埋めるべく男に半ば依存するかのようにセックスにのめり込む少女。しかし、生でセックスしようとする男を拒んだ途端、お尻を無理やり生で犯され、自分が子供であることを思い知らされる…というダーク気味展開。しかしラスト1頁で『このシリーズであること』を見せる、という逆転展開も用意。クラスメートの日常の光景に「セックスなんて知らないんだろうなぁ」「精液飲むなんて考えたこともないだろうな」と歪んだ優越感を重ね合わせる展開(そしてシリーズ1〜2を読んでいる読者には一種の皮肉かつギャグとなる)が秀逸。このジャンルとしては、コンドームが重要なアイテムとして機能している珍しい作品。Hシーンは演出の都合で3つに分断されているものの、それぞれがなかなか濃密に描かれていて実用性も確保。でもやっぱり読み物寄りの作品かな。9点
量子的な彼女
 JSではない気もする(汗)。クラスの隅で全く目立たない少女。しかし街に出た少女は…。眼鏡外し+髪を解き+ノーパンで夜の公園にやってきた少女。悪い彼氏の求めで、公園で濡れぼそったあそこに座位挿入→衆人環視プレイ→中出しで絶頂。そして男たちに3本差しで犯されまくるも、少女は見られる喜びに打ち震え…というお話。露出痴女もののプロットに色々盛り込んで深化させた一作。最後のセリフのために全てが組み立てられていて、作者のネーム構築能力の高さを堪能できる。男大量:女1の白濁乱交プレイもかなりの迫力で実用性も高いが、ちょっとした科学知識があるとより楽しめるかと。9点
Projectはやブサ!
 少女が車に連れ込まれ、陵辱の限りを尽くされるダークな…感じを全く感じさせない大バカ作品(褒め言葉)。まあこの作品は文章でいくら書いても伝わらないと思う(汗)。白濁陵辱ものとしての実用性はもちろん高い。9点
ロリ子と旅する男
 子供たちの前にやってきた車で始まった「見世物」。仮面の男と仮面の少女が交わる淫靡な姿に…。ふぇら→後背位挿入→座位中出しと進むHシーンがメインのファンタジック作品ではあるが、一方で性行為のグロテスクさ(というかそう見える「幼さ」)も盛り込んでいたりと、意図してかせずか安易なファンタジーに落ちていないのが○。おかずとしても使えるだろうけど、どちらかというとエロティックな読み物かなぁ。8点
もえにゅ〜まいんど
 こちらもJSではなさそう。巨乳好きの少年と見た目も中身も子供な少女。(見るからに好き合っているのに)喧嘩友達の2人をくっつけるべく…。前半は巨乳女友達の誘惑パイズリ、後半は友人たちの計略でようやく素直になれた2人が口内発射→騎乗位破瓜挿入→ないちち揉み→中出しで結ばれる、という展開。キャラ配置に無駄がない上に、印象的だがメインの2人を邪魔しない脇役の存在感、という絶妙なバランスで描かれているのが素晴らしい。またプレイ内容や助言がオチに直結しているのもポイント。26頁をあっという間に、でも濃厚に読める良作。9点
近距離恋愛 娘2
 単行本『禁距離恋愛』宣伝用4頁。たった5分の逢瀬で父と交わる少女を描く。まあ4頁なので立ちファックしかできないのだけど、状況の描写がより禁忌感とスリルを煽ってくれる。8点

 トータルではかなりの良作であることは間違いないと思います。が、何せ比較対象が10点大連発だった名作『禁距離恋愛』となってしまうので、ハードルがとんでもなく上がっていたのも事実。
 それでも『21世紀少女2』などでその実力の高さは存分に見ることができるので、買っても損はしないと思います。ただし、少女が白濁液でどろどろに汚れるのが苦手な人はちょっと注意かも(汗)。