今に始まったことじゃないですが、『とらのあなの美虎ちゃん』の学校もブルマじゃないんですよね…夢も希望もありゃしない（爆）。

Sugar Baby（青山怜央）
　父の再婚で義妹ができた青年。おとなしそうな義妹に気に入ってもらえて一安心だったが、その義妹にいきなりキスされて…。兄ものの本の読みすぎか、「妹は兄を敬愛するもの、兄に奉仕するもの」と思い込んでいる義妹は、恥じらいながらも兄の肉棒にたどたどしくご奉仕。お口に注ぎ込んだミルクをごっくんした後、「私の事も…愛して…くれますか？」とスカートをたくし上げて意外とローライズなショーツを見せる義妹。「当然じゃないか、俺の…妹なんだから」と受け入れた青年は、胸舐め→クンニ→正常位挿入→キス→側位中出しで応える。激しい動きこそないものの、独特のしっとりとしたらぶらぶ加減が心地よい。義妹が本の内容を鵜呑みにするキャラなだけに、もう少し冒頭で本の虫っぷりを強調してても良かったかな。８点。
のらまほ（猫玄）
　今日も今日とてシスターと虚無僧に「えさ」をやっていたが、そこへ従妹の黒魔術趣味（黒髪ロング＋ボク＋ぼそぼそ喋り）少女が乱入してきて…。突如魔法陣に拘束された青年に従妹がのしかかり、「復活の儀」の為にふぇら→６９→少女の方が絶頂。騎乗位挿入で処女を捨ててまで強引に儀式を進めるいじらしい理由を知った青年は、少女を抱きしめて対面座位→正常位→後背位→中出しでその愛に応える。冒頭であっという間にキャラを立て、たった一つの表情でこちらを萌えさせる描写力は健在。３人目にしてメインヒロインのポジションを奪いに来た強力すぎる少女の魅力（あのいじらしさは反則！（笑））にメロメロ。挿入後は割と多弁で大声になってしまうので、最後までぼそぼそ喋って欲しい人には残念かもしれないけど。実用面のみなら８点級だけど、あの微笑みにやられてしまったので９点（汗）。
発情シスター（たまちゆき）
　女をひっかえとっかえする兄と距離を置いて表では「変態」と呼んでいる妹。でも兄は裏では本当に変態で…。異性に興味のない妹が、淡々と兄を足コキ（＋兄は靴下の匂い嗅ぎ）→発射。回りのお友達が次々と色恋に興味を持つ気持ちがよくわからないとこぼす妹に、兄がアドバイス。興味と成長で徐々に「女」として目覚めつつあった妹は、目隠し状態の兄を足コキしながらこっそりぱんつの上で指を動かし、快感を得ていく。その気配に気づいた兄が目隠しを取って「たまってんの？」と看破。「オレとしてみたいってコトか！」と勝手に妹を押し倒してうつ伏せバックからいきなり挿入。普段足の裏で感じていた物体が体内にあることを感じ取って「これが男の人との気持ちいいコトかァ…」と知る少女。座位→双子の弟の帰宅でばれないように声を殺す→後背立位→正常位＋妹の足の裏舐め→足の指甘噛み→中出し、で女として目覚めていく…けどちゃらんぽらんな兄の言うことでは説得力がないと思い直す妹でした、という展開。冒頭の足コキを単なるプレイに終わらせず、最後の方まで足をプレイに絡めてきたことで、よりＨシーンにねちっこさが出てきて良好。恋愛相談や性の目覚めの展開と足フェチ要素は本来は絡まないはずだけど、妹のキャラ設定でうまいことリンクさせているのも面白い。９点。
ショーブ！（ししまぁく）
　幼い頃から幼馴染みの少女に色々負けっぱなしの少年。成長した今のオレは違うんだぞ、と思ってはいたが…。３年前は相互オナニー競争で先にイかされてしまった少年。今回も少女から不意打ちキス→胸元ちらり誘惑→成長した肉棒をふぇら→１分以内で瞬殺、と主導権を握られ、少女の育ってきた胸を揉ませてもらったり舐めさせてもらったり。既にじゅくじゅくしているあそこをくぱぁされ、少女の言う通りに奥まで舐めていると、「このまま言いなりはごめんだっ」とやっとペースを握り返すべく、「先にイった方が一生言いなりだぞっ」と正常位破瓜挿入→後背位→座位と突き込む少年。しかし少女もキスから体勢を入れ替えてマウント勝負に持ち込み、たまらず少年の中出し負け。少女の上から目線キャラが微笑ましい領域で収まってるので（少年を篭絡するのも愛ゆえだし）、ちょっと好色ならぶらぶカップルものとして楽しめる一作。画面がややごちゃごちゃしている感はあるけど、ぷにぷにでパワフルな描写はなかなか。９点。
恋までのきょり（乙）
　キスを１回するごとに歩数計を１歩進め、それが１万歩になったら恋が成就するおまじない。少女は想いを寄せるおじさまにそれを持ちかけるが、おじさまは「息子で練習して上手くなったら、またその時に考えてあげるよ」と軽くあしらわれ…。仕方なく同世代の少年でキスを繰り返すことにした少女だったが、１０００回を越えたあたりで少年の提案でディープキスに挑戦することに。父親の入れ知恵で的確に弱いところを突いてくる少年のキス（と手の動き）に、少女も思わず気を許してしまい（でも「この程度の技術で負けてたらおとせないわ」と負けん気は維持）、舌噛みで絶頂してしまう。ソファに寝て息を整えていると少年がクンニに移行してきたので、逆に少年を押し倒して騎乗位素股に持ち込む少女。「こ、これもし入れたら…キスよりすごいものかしら…」「女の子のすごさ…教えてあげるわ！」と負けん気で騎乗位挿入（おい）→でも体勢を入れ替えられ→キスをおねだりしながら絶頂中出され→外出し気味フィニッシュ。これだけやってもまだ練習台止まり、という息子さんのあわれっぷりがいい味をしているが（笑）、徹底的にキスとべろちゅーにこだわった独特の展開が独特のいやらしさを提供（でも愛ではなく単なる練習（笑））。まあこの流れだと「最終目標がいつの間にか口実になる」展開にしちゃっても良かったかもしれない。８点。しかしこのおじさま、とんでもない人だわ…（汗）。
Sweet Bug（乃藤悟志）
　幼い頃に青年に貰った絵本のせいで虫大好きに育ってしまった無口少女。少女の家に上がって、青年が模試の結果が悪くて落ち込んでいたところ…。飴差し出し→「これでも食べて元気出せって？」→少女がお口あーん→「あ、違うの？」と少女に飴を食べさせ→いきなり少女がキス→口の中で飴交換→「…慰めて、くれるのか？」→コクン、でらぶらぶＨ開幕。スカートだけ脱がして黒タイツと白ぱんつを鑑賞→息を吹きかけられて濡れてしまう少女→「俺のも舐めてよ」とふぇらへ→タイツとぱんつを脱がして座位挿入→挿入したままベッドに運ぶ→後背位→側位気味中出し。少女が絶頂時以外一言も喋らずに（いやあれも青年の声…だったらやだな（爆））表情と動きのみで感情を表しているのが可愛いの何の。少女の虫好きがオチ（とベッドで抱きかかえるぬいぐるみ）ぐらいにしか活用されてないのが残念だけど、アリっぽい髪型（そう言われても実物見ないと想像できないだろうな…（汗））もまたキュート。完全に少女のキャラの勝利。９点。
びゅーてぃころしあむっ（鷹勢優）
　一人で髪を切っていて失敗してしまった少女。お兄ちゃんに頼むと「じゃとりあえず風呂入れ（片付け大変だから）」となってしまい、恥ずかしがりながら（別に全部脱がなくてもいいじゃんというツッコミは禁止だ！（笑））髪を切られていたのだが…。話の行き違いでベリーショートにまで切られてしまい、妹が大激怒。実は色黒でぺったんこなのを気にして、兄には女の子らしく見られたくて髪を伸ばしていた、と涙ながらに告白。そんな妹に「そんな事気にする事ねーのに」といきなり唇を奪う兄。妹の髪を切りながらビンビンにしていた（語弊有り）のを見せ、水着の日焼け痕を撫でさすり、背中からお尻にかけてを舐めて妹への愛を態度で示す。そしてバックから割れ目に舌を這わせ、お豆を吸って妹を絶頂へと導く。お風呂から上がって妹が髪をワンポイントで可愛くまとめると、甘えるように甘えるようにふぇら＋自慰→「ボク…をこんなに女の子らしく…しちゃった、責任…とって…よォ」と恥らってくぱぁおねだり→正常位挿入→中出し、でらぶらぶエンド。日焼け＋ボク＋ショートという趣味全開の作品ながら、展開は王道を行って安定。子宮を突かれて快楽によがるなど、描写もえろえろ。フィニッシュの構図のアングルがちょっと下過ぎるきらいもあるけど、たまにはこういうのも仕方ないかな。ただ、展開自体は初めてっぽいのに（普段から女として愛されてるなら妹が女の子らしくないことを気にする理由が減るので）、おそらくやり慣れてるであろう描写の齟齬がやや気になった。８点。
UNTITLED HOTSPRING（たかしたたかし）
　モンスターたちの捕虜になってる少女戦士（ビキニ）。温泉に着いたので皆でほのぼのと休憩してたら…。「俺のを洗ってくれ」「俺も俺もっ」と集団で肉棒を押し付けられて、仕方なく順番に手で優しく洗ってやる戦士ちゃん。褒美にキスされて蕩けていると、二本三本と顔に押し付けられて、それを両手とお口で「おまへらを…ゆらん…させる…タメ…ェ…ッ」とご奉仕。体のあちこちにぶっかけられると、触手モンスターもお豆いじり＋割れ目広げに参加して絶頂…に行かされただけでこれ以上何もされないオチ（笑）。この調子でじらし続けて、自ら股を開いておねだりするぐらいまで堕ちてもらいたい（爆）。７点。
ご利用は計画的に（無道叡智）
　男の弱みを握ってお金を巻き上げている少女。しかし調子に乗って追い込みすぎて…。逆上した男が少女を押し倒して服を引き裂き、動けなくして胸やあそこを刺激しているうちに少女が思わず失禁。一転して弱気になってしまった少女を無慈悲に貫いた上に、少女を心配して電話してきたお友達を「代わりをするなら助けてあげるよ」と誘い出し（その間グラインドしたまま）、「友達まで巻き込んで、本当に最低の女の子だね」と少女に責任を負わせて許しを乞わせながら中出し。物語がちょうどいい所で閉じられたので、このまま陵辱一直線なのかお友達の機転で少女の逆転勝ちなのかは読者次第となってるけど、ここで切ったのはなかなかのセンスを感じるところ。一方的な陵辱ではなく「こんなに悪い子は犯されてもしょうがないよね」とマイルド？にしたので、陵辱苦手でも大丈夫かと。９点。

　年齢オーバー組。巻田佳春さんはいつものほのぼのレイプ展開。密かに好きだった先輩にわけのわからない理由で犯される少女の話（笑）。ラストシーンの少女のドン引きっぷりが◎（爆）。
　ありのひろしさんは『妹がド変態すぎて困る』シリーズ。嫉妬ばりばりでおかんむり状態の妹に加えて、お嬢様言葉＋撮影が趣味というどっかで見たようなお友達が参加しての、バス内Ｈ（３Ｐではない）。バスの中＋撮影されながら＋お尻に縦笛（笑）という異常シチュでの対面座位絶頂中出し。場所が場所なので音は出ないようにされてたものの、お尻から管に伝わる空気の流れは擬音ではっきりと描写（爆）。
　ホーミングさんは今回もデリバリーシリーズではなく年上幼馴染みもの。デリバリーシリーズとは逆に「アドリブ台本で言いまくった本音をお互いに受け止める」という展開が面白かったものの、詰めがちょっと甘かったかも。ちゃんとした台本があってのアドリブだともっと良かったかな。
　ベンジャミンさんのふたなり触手百合話は、触手陵辱に加えて母乳まで飛んでしまう予想不可能な展開に。それでいて、好き好き乱舞で百合の花が咲き乱れちゃうし。これどうやって話の決着付ける気なんでしょ？（汗）

＃しかし、鷹勢優さんのメイド様シリーズはあれで終わりなんですかねぇ…？

　次号は、みずきえいむ・きみおたまこ・緋乃ひの・無有利安・猫玄・のら猫長屋・追矢斧晃に加えて、秋葉凪人＆加藤じゅんという濃厚な１冊になりそうな予感。