ここんところ色々作家さんの地殻変動が起きているような気がしないでもない今日この頃。今回巻頭カラーの岡田コウさんなんかその中心にいるような。

ウチの妹がバカで困る（岡田コウ）
　初登場でいきなり巻頭カラー３２頁。無邪気にもほどがある妹を「女」として意識してしまっている兄。おもらしを拭いてあげた時の恥じらいの表情につい我慢できず…。頁数の多さを生かして徹底クンニ→素股→うっかり挿入（汗）→様々な体位を経て絶頂→１回抜いてあえて中出しと３２頁やり放題。Ｈシーンはパワフルだし構図も上々。今回は演出にやりすぎ感があるほど（見開き絶頂の後外出しと思わせてページを跨いでわざわざ中出しするのはそこまでやらんでもと（汗））。Ｈシーンに力を注ぎすぎてキャラを深める方向性がおろそかになり、超豪華なやるだけ漫画と化したのは今後の課題かな。次世代のエース候補の素質は十分。いいの補強したねぇ。８点。
ＳＥＸ依存症（伊佐美ノゾミ）
　近所のお兄さんに知らず知らず手を出されたせいで、四六時中うずいて仕方のない少女。「責任とって私とＳＥＸしろ！」と脅迫気味におねだり。後背位挿入から中出しとほぼ体位の変更がないながらも、途中でツンツンしたりデレデレしたりと表情がくるくる変わるのが面白い。ただ、途中の堕ち方とオチが微妙に噛み合ってない感があるのが惜しいか。８点。
がたごとバス（ほしのふうた）
　満員のバス（というか牛車）に乗り込んだ少女。同乗した少年２人にちやほやされているうちに尿意を催してしまい…。我慢で身動きが取れないのをいいことに少年に愛撫され、結局放尿。しまいには２本挿しされて絶頂。相変わらずメルヘンな話作りは独特なのだが、使い勝手としては微妙なところ。６点。
ゴミごっこ（みなすきぽぷり）
　なぜかゴミ収集所の中に埋もれていた少女を発見した青年。ほっとくこともできず家に連れて帰るが、ランドセルごとシャワーを浴びるわ、言動がおかしいわ、靴どころかぱんつも履いてないわ…。基本的には「自分は汚い」と思う少女に「綺麗だよ」といってやっちゃうもの。クンニ絶頂→スカートコキ→ブリッジ気味のくぱぁ→対面座位挿入→駅弁中出し。少女の（ありがちながら）深刻な状況が少しずつ展開の中で解き明かされていくことで物語に深みを与え、いい感じのラストシーンにつなげた。「来年からセーラー服を着る」ということがこれほど意味を持つ展開ってなかなかない（笑）。使い勝手も全く問題なく、減点を探すことが難しいがゆえに10点。まあ勘のいい人なら即少女の背景はわかっちゃうかもしれないけど（汗）。
おじょうさまのおうち（犬星）
　４頁（涙）。過去のお嬢様シリーズの後日談っぽい。少女の家に招待された青年。少女が手作りクッキーを焼いてくれたが、残り３頁はとにかくやりまくり（笑）。顔面ぶっかけと側位中出しを両方ばっちりきめる。とにかくやるだけ漫画だが、単行本とあわせて読むといいかもしんない（汗）。７点。
プププププリンセス！　第３話（ゴージャス宝田）
　今回はプールでロボ子の話。自分は戦うための部品と割り切るロボ子に対し優しく接する青年。５頁にしてあっさりとデレてしまった（笑）ロボ子だが…。６頁目にしていきなり敵襲来。戦闘メカの召喚のために、アヌスをロボ子の下で奥まで舐められたあげくに背後から肉棒を扱かれて射精を強いられる青年（爆）。さらに競泳水着ロボ子が騎乗位で腰を振り、最後は人類のために（笑）飲尿プレイ。えーっともう笑うしかないね（汗）。これをおかずに使おうということ自体が間違ってる気すらする。まあおかず要素も加味しての評価となるので７点止まりだが、この変態的な発想力は一体どこから来るのか。
犬猿三人四脚（ハッチ）
　敵対しあう男子グループと女子グループのリーダー同士で運動会に三人四脚をやることになり、間に挟まれて弱る少年。意地と意地のぶつかり合いが、いつの間にかエロい意味で少女を屈服させる方向に…。足を結んだ状態で両側から男子２人の執拗な指愛撫に負けて放尿してしまう少女。「何でも言うこと聞くから…」と弱ったのもつかの間、今度は少女が男子リーダーに見せ付けるためだけに少年にセックスを強要。たまらなくなって自分でしようとしたリーダーに必殺技「下僕になったら入れさせてあげる」が発動し、少女の大逆転勝利。最初から最後まで（理由をつけて）足を結び合ったまま、という前代未聞の３Ｐ構造が面白かった。８点。
ハコブネ（ＫＥＮ）
　クルーザーで大海原を漂流中の父と娘。生きるためにお互いの尿を飲みあっていたが、食料も尽きた今、タンパク質を娘に食べさせるしか、と理由をつけて娘にふぇらさせる父（汗）。それでたがが外れたのか、「死ぬ前に女の子しかできない経験をさせてあげたいんだ！」と力説してまで娘と６９→側位中出しを堪能する父（苦笑）。定番だがシュールなオチはともかく、いつものようにシーン同士に細切れ感があり、使い勝手は微妙なところ。16頁目をカットして15頁目をオチにし、14〜15頁でもう１個山を作るべきだったかも。６点。まあいつものように水着の股の所は汚れているわけで（ほんと好きだねぇ）。
ナナと遊ぼう（てっちゃん）
　Ｈに興味津々の少女が、結婚直前な姉の新居で婚約者を寝取り（汗）。というかなぜ拒まない婚約者よ。婚約者の巨根をふぇら→立ちクンニ→正常位挿入破瓜→中出し絶頂放尿と展開。婚約者のモラルのなさを無視すれば、寝取りものとしてはまずまずか（どろどろ感ゼロなので寝取りものとしてはだめかもしれないけど）。８点。
にゃんこの恩がえし（サケマス）
　野良猫を拾った青年。外に遊びに行ったはずの猫が、なぜか人間の少女の姿になって帰ってきて…。ベタベタな恩返しものだなぁ、と読み進めたら結果として別のベタなオチに。行為自体はぶっかけふぇら→くぱぁ→正常位挿入中出し→後背位中出し。ハッピーエンドでいいじゃないか、と思いつつも、よくよく考えるとなぜこの子が青年の恥ずかしい事情を知りまくっているのか新たな謎が浮かんで逆に怖くなった（笑）。作者の願望丸出しなのは今に始まったことではないのでスルーするのが吉。７点。
お祓いしましょ！（まおまお）
　山奥の神社に手伝いに行った青年。甲斐甲斐しく背中まで流してくれる巫女孫娘の可愛さにうっかり勃起してしまうが、孫娘は青年に悪霊がとりついたと誤解して…。無茶苦茶な手段で除霊をする孫娘にぶち切れた青年が、「悪霊を鎮めるにはこれが一番なんだっ！」と無理やりお口にねじ込む→巫女装束を半分ひん剥いてバックから無理やり挿入→いつの間にか全裸中出し。だいぶ良くなってきたものの、神主の爺さんの冒頭の振りが展開やオチで機能してないなど、ストーリー面はやや消化不良。せっかくの袴も脱がすしなぁ（笑）。６点。
暑いからって炭酸ばっかり飲んじゃダメ（みやはらみみかき）
　コーラばかり飲んでいる少女が昼寝をしていると、麦茶の精２人に拉致監禁されてしまった！（笑）　縄で拘束され、延々と強引に炭酸飲料を流し込まれ、ローター＋アナルプラグも装備されてお腹が膨れた少女。さらには磔にされて胸を鞭打たれ、最後は２人がかりで中出し三昧→フィストファック。絶頂直前で夢オチ？に持ち込むため、最後の使いどころが雲散霧消してしまったのが難。途中の腹ボテ状態に萌えられる人なら。６点。
Cinderella Twin（みにおん）
　なぜこの人がここに!?（きりりんの代原なのだろうか…？　だとしたら豪華すぎる代原だなぁ）　双子の少女を構うのが面倒で寝たふりをした青年。ところが少女は「寝ている」青年にＷキスやらＷ騎乗やら…。顔面騎乗されてうっかり立ってしまったものを見咎められ、つんつんいじられているうちにうっかり発射。後半はちゃんと起きて全裸双子を上下に重ねて４つの穴を舐めまくり（お尻にこだわるのがさすがみにおん）→じらしながら交互挿入→２人に挟まれてぶっかけフィニッシュ。双子のぷにぷに加減といい、適度に無邪気で適度に淫乱なキャラ作りといい、さすがベテランの手馴れた作り。９点。

　不二河聡が謎な新連載。いや話が謎なのではなく設定が謎。どう見ても「数学」を勉強しているのにノートは某学習帳だし、「１年生」を明記してるのに、私服通学はまあ仕方ないとしても、なぜ鞄がランドセル…？　何か変な表現規制でもかかったのだろうか？（笑）

　第１回の新人漫画賞発表…いやこれはすごい。「ご覧の通りのやや物足りない内容」というか、コミケでこの原稿で本売って5000円分儲けるの大変だろうなぁ、と思わず思ってしまうグレード。あのきりりんを輩出した漫画賞とは思えない不作さは、逆に腕はあるが描く場所に恵まれない人には今がチャンスではないかと思ったり。
　それよりも、表に出た２作品よりも評価が下だった作品って、どんな出来だったんだろう…？（大汗）

　次号は（今度こそ）きりりん＆がたやん登場。岡田コウが連続巻頭カラー、ほしのふうた、伊佐美ノゾミ、滑空、ＫＥＮ、てっちゃん、サケマス他のレギュラー陣も健在…あれ、ゴージャス宝田は？