…高校生じゃん、というツッコミは承知の上で(大汗)。

 無軌道さに磨きをかけた(?)アニメ化を受けて連載がされていたコミック版の単行本。設定はアニメ版準拠ですが、「ナオくんの家庭教師がいんくであることをすみが知らない」ことから、ストーリーの途中から分岐したと見るべきアナザーシナリオですね。

#アニメ版にストーリーなんかあったか?という論議はさて置き(笑)。

 注目点は、アナザーシナリオならではの、いんくとすみによるナオくんそっちのけでの『百合っぷり』(爆)。2人の友情が足りないと地球が滅亡する、という絶体絶命状況に追い込まれて強制的に同居するはめになった2人。素直になれないすみの葛藤と、天真爛漫ないんくに振り回されつつもいんくのことを認めて…いたところで起きた『いんくがすみに内緒でナオくんの家庭教師をしていた』という「裏切り」。
 そしてどう見てもすみのフラグが友情のレベルを越えてしまったラストシーン(笑)、とツンデレ百合ものの王道を行く作品となってます。ナオくんの存在感のかけらもありません(笑)。

 『もえたん』なだけあって、むやみに盛り込まれたサービスカットも多数。変身シーンの「消し方」はアニメ版以上ですし、入浴も着替えシーンも完備。敵の攻撃でコスチュームはぼろぼろになりますし、ちょっと歩くだけで転んでぱんちらのお約束も健在。加えて、妙にお尻を強調したカメラアングルも特色的(笑)。

 ただ、若干絵柄に癖があるかな、と。可愛くは描けてますが、時々顔が間延びしている印象が。「まあしょうがないか」で済ませられるレベルですが、表紙を見ただけではわからないのでちょっと注意を。

#割と短期の連載だった割に、1話と最終話のペンタッチが違うような気がするのはご愛嬌(笑)。

 ということで、アニメ版を見て「やっぱ『いんく×すみ』だな!」と思った人はマストバイ。ナオくんに感情移入しまくりたい人には向かない、という結論で。

 なお、この本には英単語は含まれていません(笑)。