今年最後にやってきた最大の話題作にして問題作!

 …とまあ一言で言うならこんな感じでしょうか。
 もはやくどくど語ってもしょうがないな、という気がします。とりあえず読め、と(笑)。
 とんでもないボリュームのエロ漫画賛歌であり、少女(に対する性的な意味での)賛歌でもあるこの作品。
 オタクであることを隠し続けて生きざるを得なかった貧太と、幼いながらにして性への純粋なる興味を押さえつけられていたキャノン先生。でも「こんな自分でも生きていていいんだ」というポジションを求めていた2人にとっては、長い迷走の果てにやっと安住の地を見つけることのできたお話でもあります。
 「単なる夜のおかず」から始まったこの業界が、ついにはこういった「エロ漫画論」をエンターテイメントの範疇で語れるところまで成熟したかと思えば、この作品が業界史に残るマイルストーンであるとまで言えるでしょう。

#実際、今のこの業界は要求されるものが昔とは比べ物にならないほど高度なので、そんな中でも業界でトップレベルの評価を受ける人の技量は、決して他者から卑下されるものではないと思います。理解はされないでしょうけど(爆)。

 そしてこの作品を語る上で欠かせない特殊プレイの数々(笑)。肛門から次々と産み出されるぬいぐるみ(1・3話)、わざわざランドセル背負って(女の子の側が)ハメ撮り処女喪失ビデオ撮影(2話)、目の前でネット流出映像プレイ(3話)、ファミレスに向けて肛門から精液大噴射(4話)、ご両親がいる席で娘の記録ビデオを見ながらその娘さんのバックからファック(5話)、性を売り物にするメイドカフェごっこ(これが一番まともに見えるから恐ろしい…)(6話)、前代未聞の数百字に及ぶ盛大な独り言の先に待つ扇風機改造特大バイブオナニー(7話)、スクール水着放尿(8話)、最後はノーマル中出し(でも放尿は完備)(9話)と、常軌を逸した(褒め言葉)プレイが目白押し。しかしこれらのむちゃくちゃなプレイが、逆に「小学生のエロ漫画家」というむちゃくちゃな設定と意外とマッチしており、単にプレイが過激なだけでは終わらせない恐るべき要素と化しているのがポイント。この人ならやりかねんと言いますか、この人でないと無理だ、と思わせたあたりは設定の勝利。
 いやまあ、4話はなぜ通報されないんだと思いますがね(汗)。

 連載時からの修正部分は未確認。描き下ろし要素は初回特典版に付属する別冊『コミックヒロイン』の方に「なぜか絵柄の似通った人たちによる作品集」(苦笑)が掲載されているので、そういったおまけ要素がほしい人は全力で初回版の確保を。ただ、おまけ以上の要素ではないかな、というのが正直な感想ですが。

#ゲスト9人呼んでおいて「読者投稿コーナー」の体裁を保つために2ページに押し込んだ、というのも原稿料(?)と労力の無駄使いというか何と言うか…(苦笑)(弐駆緒さんのイラストを見る限り、普通の応援イラストとして原稿依頼があったのか、それとも弐駆緒さんが勘違いしたのか…?)。ただ、三峯徹氏の投稿がない時点で画竜点睛を欠いていると言わざるを得ない(爆)。
#ついでに、29ページの新人漫画賞広告でキャノン先生の顔写真とおぼしきものが載ってるのは世間的にまずくないですか?(笑)

 ということで、本年度ベストバイ決定! エロ漫画を愛する者なら買っとけ、少女を愛するならなおさら買っとけ、キャノン先生は実はブラ着用かつ生理来てるけどそこはこらえて買っとけ(おい)。