ということで、さすがに触れないわけにはいかないので。

アダルト漫画ネット販売、大手6社に対策強化要求へ(朝日)
成人漫画3割で「子供と性行為」…警察庁が規制要請へ(読売)

 とりあえず警察庁のサイトに報告書とやらを見に行ったのですが、肝心の報告書ではなく座談会の議事録しかなかったので、ざっと読んでみました。コミケ前の忙しい時期なので本当にざっとしか読んでませんが、少なくとも根絶やしにしてやろうという意図はないというのがポイントでしょう。論じてる側もそんなのは無理だし逆に危険だ、というのはわかった上で話を進めているようでした。
 確かにネットの書籍販売サイトでは年齢チェックがいいかげんなので「子供が容易に手に入れられる」状況はなんとかしなくてはならない、というのは同意できますが、表現描写の話題といつの間にかごっちゃになっているのはどうしてでしょうかね(苦笑)。おかげで新聞報道では「子供との性行為を扱う本を子供が容易に手に入れられないような手段を講ずる(できなければ削除させる)」という「人妻ものならいいんかい!」と突っ込みたくなる表現になってましたし(笑)。

 ところで、100冊のサンプリング調査で「5%」が「小学生以下と受け取れる」というのは実感として納得できますが、「3割」が「子どもを性行為の対象に描いたもの」というのはちと多すぎやしませんかね。私そんなに買ってませんよ(笑)。例えば単行本内で1作品でも含んでたらカウント? もしかして「女子校生」含む?(それだと少なすぎ) まあ今後厳密に調査すると言ってるので、ちゃんと調査していただきましょうか。

 で結局、落としどころとして、

 報告書は「社会全体が危機感を持ち、認識を共有すべきだ」と指摘。同庁は販売者への要請とともに、出版倫理協議会などの自主規制団体にも、13歳未満の少女との性行為は強姦(ごうかん)罪にあたる旨を漫画に明記するなど対策を求める。(朝日)


 ということになったようですが、ただねぇ、過去の事例から『自主規制』という言葉に過敏にというか過剰に反応する出版社を私は少なくとも2社知ってるんですがねぇ〜(嘆息)。
 あと、どうも同人誌即売会への要請も打ち出しているようなので、冬コミはともかく、来年の夏コミでは何かしらの対策が打ち出される可能性はあるかもしれませんね。でも下手に例えば3日目東ホールに男性向け創作を全部押し込んでやったとしても、出入り口のゲートを狭めてチェックを行うのは逆に「物理的に」危険すぎるし…。

 しかし、こういうところは『規制緩和』してくれないんですな(おい)。