意外なところに意外なものがあると、つい買ってしまいたくなるのは人のサガ(本当か?)。
 本屋の思いっきり少女漫画なコーナーに、金目鯛ぴんくの表紙があったら、そりゃ目立ちますわな。おまけに、執筆陣が「八的暁、おがわ甘藍、いとうえい、あらなが輝、昇龍亭圓楽、さだこーじ、狩野蒼穹、その他」ときたら、普通は「男性コーナーに置くのを間違えたのか?」と思いますよ。
 しかし、レーベルは思いっきり『ガールズポップコレクション』。ついでに『成年コミック』指定もなし(まあ「ガールズ」ですから…)。松文館発行というところに一抹の不安がありましたが、まあネタになるだろうと思って買いましたよ。この布陣がどう「ガールズ」に向けて描いたのか気になりますし(いとうえいは善戦できると思うが…)。ええ。

 結果:1本の連載作を除いて全て再録でした。
 しかも結構古い作品ばかり。裏表紙に全作品のタイトルが載ってはいるんですが、あまりにも古すぎて気が付きませんでしたよ…。

 しょせん松文館は松文館だった、ということです。あきれて怒る気にもなれません。
 でもさぁ、表紙も中身も完全に男性向け(しかも低年齢比率が妙に高い)なのに、女性が買っていくとでも思ってるんですかねぇ? 少なくとも、狐耳巫女とかメイドさん属性のある人は少数派だと思いますが。

 で、中を見ていたら、刊行中の本の宣伝ページに『美少女コミックで活躍中の作家作品をTL向けに再編集』の文字が。再編集、ねぇ…。

 まあ、こういうの見ると、いかに「成年コミック」マークが意味のないものかよくわかりますよ。「TL向け」にするだけでやすやすと外せて、一般コミック扱いで堂々と成年向けを扱わない本屋で売れるんだもんねぇ。